今後のゲーム産業の未来を大予想(妄想)!

今後のゲーム産業はニッチなものになるかニンテンドースイッチが現役続行して10年はマシンスペックが停滞すると予想します。

 

何故なら格差社会と世界の経済の不均衡がしばらく10年は続くと思うからです。

 

先日もソニープレイステーション5を値上げする事を発表しました。これは恐らく世界的な物価の不均衡、特に日本と欧米の物価の差が大きい事が要因なんだと思います。為替の状況に関しても言える事でしょう。プレイステーション5は8万円ほどになります。

 

PCゲームも高性能なGPUが出てきてそれに合わせたゲームソフトがこれから出てくるという所でしょう。Windows10が2025年10月にサポート終了をするのでそのタイミングまでにWindows11を導入する人口は増えてきているとは思いますが、GPUを高性能なPCにするには25万円ぐらいはかかります。家庭用ゲーム人口のボリュームゾーンであるニンテンドースイッチユーザーはとてもじゃないがゲームの為に25万円のPCを買う人などいないでしょう。

 

ニンテンドースイッチは廉価版から高画質なものまで幅広く出していて、格差社会の中で如何に利益を最大化するかの工夫がなされていると感じます。テレビ画面に映せない廉価版とも言えるニンテンドースイッチライトは22000円程度、初期型のテレビにも映せるニンテンドースイッチは33000円程度、最上位な本体の画面が有機ELニンテンドースイッチ有機ELモデルは38000円程度。現時点でボリュームゾーンは4万円ぐらいまでしか出せないのが現状だと思います。

 

任天堂は後継機種が出る事を発表しましたがまだ詳細を何も発表していません。ですが筆者が予想をするに、任天堂は後継機種には現在のニンテンドースイッチのソフトを遊べる互換性を持たせると思います。何故なら格差社会だからです。どういう事かというと、これも大胆な予想に過ぎないのですが、ニンテンドースイッチ有機ELモデルは現役続行し、価格も少し値下げすると予想します。何故なら格差社会によりゲーム人口のボリュームゾーンであるニンテンドースイッチユーザーは4万円以上のゲームハードを買わないからです。これはプレイステーション5の販売台数などを見ても明白だと思います。おそらく任天堂格差社会を読み取り、ニンテンドースイッチは現役続行する体制を取ると思います。これはサードパーティに対するアピールに過ぎなくアピールに終わるかもしれませんが、初期型のニンテンドースイッチを生産終了とし、ニンテンドースイッチ有機ELモデルとニンテンドースイッチライトのみとし、有機ELモデルを値下げすることで何かしらのインパクトを与え、現在のニンテンドースイッチを現役としてサードパーティからソフトを出す事を促していくのではないかと予想しています。

 

では後継機種はどういった立ち位置となるのか。それはニューニンテンドー3DSを想像してみると分かりやすいとは思いますが、ニューニンテンドー3DSでは専用のソフトはあまり出ませんでした。ですが形としては同じような立ち位置となると思います。ニューニンテンドー3DSでは性能がそこまで大きくインパクトのあるような形の進化は無かったので専用ソフトは出なかったのだと思います。

 

後継機種は恐らく5~6万円程度で性能だけが良くなったニンテンドースイッチと考えれば良いようなものになると予想をします。そして後継機種の専用ソフトと、現在のニンテンドースイッチでも遊べるソフトではあるが後継機種では100Hzで動くというような差別化を持たせた、どちらでも遊べるソフトが混在するような展開になると予想します。

 

何故なら格差社会だからです。ボリュームゾーンは4万円までの機種に限りますので、そちらで今後もビジネスをしないとゲーム産業は利益を最大化できないでしょう。なので任天堂は恐らく後継機種でも現在のニンテンドースイッチでも遊べる形にしてボリュームゾーンのユーザー層を如何に興醒めにさせないかを考えてくると思います。

 

とはいえ後継機種を出す意味がなくなるので専用のソフトも出せる余地は持たせるという事になると思います。おそらく画面付きのゲーム機であることは変えないと思うので、プレイステーション5よりも性能は劣ると考えます。ですがおそらく100Hzぐらいでゲームが動いて、グラフィックを落としたとしてもそこまで見劣りがしない程度の高性能な後継機種となると予想します。サードパーティには専用ソフトと互換性のあるソフトを出す選択肢を与える形になると考えます。

 

任天堂は互換性を持たせて現在のニンテンドースイッチのソフトも遊べるようにしてくると思いますが、これは永久的にやっていくと思います。PCゲームと同じ形になっていくと思います。ゲーム産業はハードが移り替わるにつれて過去作を遊べなくなるというジレンマのようなものがあります。映画ではサブスクや、DVDも現役であり過去作を楽しめるのに対して家庭用ゲームは過去作が楽しめません。リメイクという形で復刻することはできますがコストの効率が悪いです。その点、PCゲームは過去のゲームも遊べたりします。任天堂は低スペックのマシンも現役とすることでボリュームゾーンのユーザー層を抱えつつ、後継機種には互換性を持たせてゲームソフトというゲーム産業の資産を守ってそこでも利益を最大化して行くという考え方になっていくのだと予想します。

 

一方ソニーはプレーステーション5に廉価版は現在のところありません。このビジネスモデルは現在の格差社会の中で利益を最大化するには難しいと思います。予想としてはとてもニッチなビジネスになって行くと思います。最先端のグラフィックのゲームを遊ぶにはプレイステーション5か高性能なゲーミングPCという選択肢があります。ですがそれをプレイできる人口は格差社会の中では限られてくると思います。なのでソフトの価格もゲーム機もどんどん高騰していく形になると予想します。

 

PCのパーツであるGPUの成長も著しく、プレイステーション5の性能が今後見劣りして行くことも考えられます。そうなった時にまた高性能なプレイステーション5を出さなければいけなくなってきます。PCゲームのソフトの品質や要求スペックもどんどん上がって行くでしょう。そうすると家庭用ゲーム機20万円、高スペックゲーミングPCは75万円なんて当たり前になってくると思います。そうなってくるとソフトは2万~3万円ぐらいになるでしょう。格差社会の上の方はお金があるのでそれでもビジネスが成り立つ構造となっていると考えています。ですが人口の絶対数は少なくなって行きます。なので最先端のグラフィックやCPUの要求のあるゲームソフトはとてもニッチな世界になると予想します。

 

そうなってくるとインディーゲームの市場規模の方が大きくなる可能性すらあります。インディーゲームは小規模なので大きなゲームは作れません。例外としてインディーゲームも規模がどんどん大きくなってきていると思いますが、大手ほどにはなりえないと考えます。少なくともゲーム体験においてではなく、マシンスペックを最大限に生かしてかつ大作なゲームはでないでしょう。しかしゲーム人口のボリュームゾーンである4万円以上ゲーム機に出せないユーザー層の持つゲーム機にとってはちょうどいい規模のゲームが今後も出ると思います。任天堂がインディーゲームに力を入れている事はそれへの布石なのではないでしょうか?任天堂は10年先も20年先も考えている企業だと思います。ここから5年ほどの未来までを10年ぐらい前から考えてインディーゲームに力を入れてきたのだと思います。

 

唯一、低スペックのゲーム機でも最新ゲームを遊べる形にするには映画と同じ24fpsでゲームを遊ぶという文化を作る必要があると思います。最先端のグラフィックのゲームはいくらグラフィックの設定を落としたとしても低スペックのマシンでは極端にグラフィックが悪くなって何のゲームを遊んでいるか分かったもんではないといった状況に陥ります。なのでグラフィックの美麗さはある程度確保しつつfpsを犠牲にして24fpsという低フレームレートでかつ映画と同じという価値観を与えた文化が必要なのではないかと提唱します。

 

恐らくこの大予想(妄想)は的中すると思います。

 

お読みいただきありがとうございました。