こないだはハードオフで1100円でモンスターケーブルの太いやつを買いました。
その時にあった他のケーブルも気になってしまっていて、ついまた買いに自転車で片道15kmも走ってハードオフまで行ってきました。価格は同じ1100円でした
1本なんですがめちゃくちゃ長くて10m以上あるんじゃないかと思います。前持っていた人はどんな広い環境でスピーカー繋いでたんだ!?
ケーブルには何やら文字が。HEAT PROOFという文字。
HYBRID 2-WAY SPEAKER CABLEという文字。
CERAMICS AT7012の文字。AT7012は型番みたいです。ですがこれで検索してもオークションで出てる以外に情報がみつからないですね。
audio-technica JAPANの文字。audio-technicaのものだと分かりました。
長いままにしないと勿体ない気をしとく意味もないのでアンプからスピーカーに届きできるだけ短い距離に切りました。アンプから直に空中に浮かせておくのでめっちゃ短いと思います。普通は地面に這わせるんですかね?空中配線というオカルトもあるようです。
必要な分を切ってもめっちゃ長いのが余りました。商売ができるレベル。
切ったやつを使えるようにしていきます。切ったままの状態。
カッターで弱い力かつ必要な力でチューブを切って行きました。
抜きました。糸の束が入ってました。ノイズ対策なんですかね?
糸は無駄なので切りました。切っていいですよね?
黒いチューブを切り目入れます。あまり力は要りませんでした。
中にまだチューブがあるので安心してカッターを入れれました。チューブを抜きました。
両方抜きました。赤と白でプラスとマイナスが分かりやすくなっています。というかそうじゃないと両端をつなぐ時にどっちがどっちか分からないですよね。安心設計です。
導線を出すために切り目を入れます。こっちは慎重にやりましたがちょっと黒いチューブより力がいりました。力がいりましたと言っても凄い力がいるとかじゃなくて繊細な力加減な中でも黒いチューブよりかは力が大きいという意味で、弱い力でカッターを入れて行きました。カッターを入れてはチューブを山形に曲げたり引っ張ったりしてどこまでカッターが入ったか、導線が見えたか確認しながら必要最低限のカッターの力を探りつつ切りました。まあそれでも導線が1本とかぐらいは切れちゃいました。
この中のチューブは手で抜くのが無理だったのでペンチで抜きました。力加減がこれも難しかったです。強く挟みすぎたら抜けないので。両方抜きました。そして抜きながらねじっておくのも必要だと思いますが、別に抜いてからティッシュとかで手が触れないようにしつつ後からねじれば良いかなとも思います。実際先の方は無理なのでそうしました。
全部やりました。
完成!!
スピーカーに繋ぎました。
プリメインアンプにもつなぎました。
こんな環境で聴いてます。スピーカーの向きは外に向けてより広い範囲から音が聴こえるようにしたくてやっています。こうした経緯はオーケストラのコンサートを生で聴きに行ったときに、楽器の定位ははっきりしてなくてかなり横幅の広い範囲からわあああああっと、ふわあああああっと遠くの方から聴こえてくる感じがしたんです。これはあかんなと思って帰ったら即スピーカーをこのように傾けてより部屋の端から音が聴こえるようにしました。多分壁に反射した音もあって定位もふわっとできたと思います。
このブログのメインコンテンツであるaudio-technica AT7012のスピーカーケーブルの音の感想です。
こないだ買ったモンスターケーブルの太いやつとの比較としても書こうかと思います。基準があると分かりやすいです。
結論から言うとこっちの細いケーブルの方が解像感とそれぞれの音が整然と存在しいる感じと、ダイナミクスもより忠実性があるというか雑な感じがしないです。中高音域の音のダイナミクスの、特に高音域の方が最後まで綺麗に音がデカく出るというか、つぶれてない感じがします。ジャズのギターとかでそう思いました。
モンスターケーブルの太いやつに分があるとしたら、やっぱり音の重心が低く感じるところで、音の解像感という意味ではなく音のコアな部分の存在感というか、生楽器をそのまま聴くような音の存在感は太いケーブルの方があるかなと思います。特に違いが分かりやすいのはウッドベースのハーモニクスの音です。ハーモニクスなのにモンスターケーブルの太いやつではかなり低音がブワーンと響く感じがします。
オーディオテクニカのこの細いケーブルの方はタモリが居るミュージックステーションで誰も歌ってない時に話が盛り上がる感じで、モンスターケーブルの方は笑っていいとも!のエンディングでタモリと出演者がワイワイガヤガヤしてる感じの音という印象も受けました。オーディオテクニカの方が落ち着いていて、モンスターケーブルの方は賑やかという印象です。音の輪郭や細部をより忠実に出しているのはオーディオテクニカの細いケーブルの方という印象でもあります。太いケーブルと細いケーブルの違いなのか、オーディオテクニカとモンスターケーブルの違いなのかは分かりません。
オーディオテクニカのこのケーブルの方が繊細で細かい音が聴きやすい印象です。エネルギッシュな感じの音はモンスターケーブルの太いやつに分がある気がします。これはどっちで聴くか本当に悩むところです。今日買ったのでしばらくはオーディオテクニカの方を聴こうかと思います。
オーディオテクニカの方も低音が悪いわけでもなく十分低音を感じれますし、どちらかというと質が良い低音というものがあるのであれば質のいい低音よりなのではないかと思います。普通は僕のプリメインアンプのイコライザーのBassを上げるとぼやける感じなんですが、Bassを上げてもぼやける感じが少ないです。
音の瞬発力とかスピード感みたいなのもこっちのケーブルにはよりある気はします。でも最近のBluetoothスピーカーとか完全ワイヤレスイヤホンみたいな音がブリブリ躍動感がある感じとまではいかない気はします。最近のやつってそういうの多いですよね。小さいスピーカーでも躍動感ある音の物が多い気がします。
スピーカーケーブルを変えただけでここまで音が変わるとなると沼にハマってしまいそうです。多分もっと高級なケーブルにしたらもっと良くなるんだろうなと思います。そしてケーブルによって特性が違うので究極に気に入ったやつに出会うまでは恐らく付け替えたりして楽しむんだと思います。スピーカーケーブルは運搬のコストが少ないし安易に買ってしまいそうですね。失敗しても機器を失敗するよりかは精神的ダメージは少ない気もしますし、束ねると小さいものなので置いておくコストも小さいです。そして総合的なコストが小さい割には結構大きな音の変化がありますよね。ケーブル凄すぎる!!!!!
また中古で安くて良さそうなスピーカーケーブルを見つけたら買ってしまうんだろうなと思いました。皆さんもスピーカーケーブルを変えてみてはいかがですか!?
お読みいただきありがとうございました。